偉大でもあり、なおかつ残忍でもある織田信長を父に持ってしまった織田信雄の話相手はロウソクしかなく、父を超えるために思いついた方法は2つ。 ──1つは父に認めさせること、そしてもう1つは父を殺すこと── 小説『狂気の父を敬え』のような例は極端としても、世の男性にしてみれば、身近な存在である父親を超えてみたいという思いを持...
コラム・エッセイ
コラム・エッセイの記事一覧
その偉大なる戦績から気に留めることも少ないかもしれないが、エルコンドルパサーはいわゆる「マル外」だった。 「マル外」とは、すなわち外国産馬。つまりは、日本国外で生を受けたサラブレッドを指す。 昭和末期から平成初期の競馬を見てきたファンにとって、〇の中に「外」の文字で示される外国産馬の表記は、様々な感情をともなった懐古を...
『番狂わせ』という単語で、どんなことをイメージするだろうか? もちろん内容は人それぞれだと思うが、おそらく当然だと思われていた結果が覆されることになるシーンを思い浮かべることだろう。そしてその多くは、スポーツでの出来事なのではないだろうか。 1980年のレークプラシッドオリンピックのアイスホッケー。アマチュアメンバーで...
2019年10月1日、地方競馬に新しく4人の新人騎手が誕生した。 地方競馬教養センター騎手課程の98期生だ。これだけならニュースなどで見たことがある人も多いのではないだろうか。 今回、私はその中でも岩手競馬の新人女性騎手である関本玲花騎手(以下:関本騎手)に魅力を感じ、デビュー週の盛岡へと足を運んだ。以前、競馬場実習時...
「馬券だけで生活したい」「雑誌などで予想を取り上げてもらえるような存在になりたい」と考える競馬ファンは、意外と多いのではないだろうか。少なくとも一時期まで、僕はそうだった。しかし、「ある馬」の「あるレース」を見てその考えは変わることになる。 今回は僕にとって、そんな転機となったサラブレッドを紹介したいと思う。 その馬は...
かつて内国産馬、馬産地保護政策からクラシック5レース(桜花賞、皐月賞、オークス、日本ダービー、菊花賞)と天皇賞には、外国産馬は出走できなかった。 NHKマイルカップがマル外ダービーと呼ばれた時代が懐かしく、そのNHKマイルカップを勝ったクロフネは外国産馬開放元年の象徴的存在だった。 2001年、外国産馬に日本ダービーと...
「大外から何か1頭突っ込んでくる!」 数々の名実況を生み出してきた、杉本清アナウンサーが叫ぶ。 「トップガンきた!トップガンきた!トップガンきた!」 観衆が沸いた。叫び声や声援が膨れ上がる。 大外から、栗毛の馬体が猛然と追い込んできた。 「さあ差し切るか、やっぱり三強の争いか!?」 実況の名手の声すらもはっきり聞こえな...
はじめに(自己紹介を兼ねて) ウマフリ読者の方、はじめまして。 普段はTwitterにて、競馬に関するニッチな情報や体験を発信している「徳澤泰明」と申します。 2019年10月17日〜20日、キャロットクラブにて募集されたメールドグラースのコーフィールドC現地観戦ツアーに参加しました。 今回はツアーの参加を決意するまで...
「ジャパンブリーディングファームズカップ(Japan Breeding farms' Cup)」。 「JBC」の呼称でお馴染みの地方競馬最大のイベントです。 地方競馬場が毎年持ち回りで開催しているJBC。 JBCクラシック、JBCスプリント、JBCレディスクラシックの3つのメインレースが行われます。 みんなでひとつのテ...
私が、金沢競馬のフリーペーパー「遊駿+」を発行し始めた頃、金沢競馬のホースマン達が集まって酒を酌み交わすと大抵が「どうやったら金沢競馬にお客さんを呼び込めるか」という話が持ち上がりました。 「あんなイベントをしたらどうだろう」 「こんな人を招いてライブでもしてもらったら、たくさん来るのではないか」 ──酒の勢いに任せて...
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語り継がれし「名馬」たち
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[重賞回顧]天まで届け勝利の凱歌。史上まれに見る混戦を制したのはジャスティンミラノ!~2024年・皐月賞~
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[重賞回顧]中118日の雪辱劇!『マジックマン』に導かれたステレンボッシュが、逆転で桜の女王を戴冠~2024年・桜花賞~
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[重賞回顧]躍進著しい上村厩舎の大黒柱ベラジオオペラ。ダービーの雪辱を果たし、GⅠ初制覇を達成!~2024年・大阪杯~
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[重賞回顧]雪辱vs雪辱の死闘を制したマッドクールが、待望のGⅠ初制覇~2024年・高松宮記念~
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[重賞回顧]傑出した瞬発力でライバルを圧倒!無傷3連勝を達成したシックスペンスが、堂々クラシック候補に名乗り~2024年・スプリングS~
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