競馬を学ぶ POG2021-2022 [種牡馬・血統紹介]史上最多の『砂の冠』コパノリッキー 2021年2月16日 2014年、2月23日。東京競馬場で行われたG1レース・フェブラリーステークスで「最低人気馬のG1勝利」というサプライズが起きた。 JRAの長い競馬史の中でもたった4頭しか成し遂げられなかった快挙を達成したその馬の名は、コパノリッキー。 このレースでの勝利を境にダートチャンピオンとなり、長らくその王座を守り続けるこの馬... Redfray
「名馬」を語る シックスセンス〜最強の1勝馬が、最後に見せた激走〜 2021年2月14日 G2、京都記念。テイエムオペラオー、アドマイヤムーン。近年で言えばブエナビスタやクロノジェネシス──歴戦の名馬たちの多くが、この京都記念を足掛かりに大阪杯や天皇賞、果てはドバイや香港へ旅立ってきた。 一方、ここで悔しい思いをした昨年のリベンジを果たさんとする馬もいる。 トゥザグローリー、トレイルブレイザー。 そして、シ... 小早川 涼風
それぞれの競馬愛 私にとっての誘導馬。 2021年2月14日 私と誘導馬との出会いは、2003年ごろに遡ります。きっかけは、京都競馬場で行われたナリタトップロード引退式やジャングルポケット引退式で写真を撮り出したことでしょう。それまでは、競馬場に行っても誘導馬は見る程度の存在でした。 ここでは、私が20年近く誘導馬を継続して撮影することのきっかけとなった誘導馬3頭を紹介して、誘導... ふわ まさあき
インタビュー [インタビュー]最強の1勝馬・エタリオウが、ヴェルサイユFに来た理由。 2021年2月13日 神戸新聞杯で2着、菊花賞で2着、日経賞で2着。勝てそうで、勝てない。通算戦績は17戦1勝、そのうち2着は7回──。惜敗で積み上げた賞金額1億9570万円は、JRAデビューの1勝馬として史上最高額。鋭い末脚・豊富なスタミナと確固たる実力を持ちながらなかなか勝ち切れず「最強の1勝馬」と呼ばれたエタリオウが、2020年末に引... 緒方きしん
それぞれの競馬愛 2月の府中で願った「波乱」~願いは叶わなくとも、忘れられない馬〜 2021年2月13日 2020年の牡馬クラシック三冠を無敗で制したのはコントレイル。その父ディープインパクトも無敗で三冠達成を成し遂げたのは2005年──コントレイルの偉業達成から15年ほど時を遡る。 この年の大相撲は横綱の朝青龍が年6場所全てで優勝。84勝という年間勝利数は断トツの数字だった。さらに政治の世界では小泉純一郎氏が率いる自民党... 並木 ポラオ
「名勝負」を語る 王道から覇道へ~2000年京都記念・テイエムオペラオー~ 2021年2月12日 平成12年、西暦2000年は20世紀の最後の年であり、「ミレニアム」という言葉がよく飛び交った年として記憶される。 幸いにして、ノストラダムスの大予言による恐怖の大王も、各種コンピューターシステム周辺で騒がれたY2K問題も、どちらも現実に起こることなく迎えた、二千年紀の最後の年である。 その平成12年の2月20日、京都... 大嵜 直人
「名馬」を語る 「東京では負けない」 ジャングルポケットと東京競馬場 2021年2月12日 「ジャンポケ」といえば、いまや競馬ファンとてお笑いトリオ「ジャングルポケット」が真っ先に浮かぶのではないか。無類の競馬好きで現在では競馬中継のMCを務めるメンバーの斉藤慎二さんが、トリオ結成時につけた名前が2001年の日本ダービー馬・ジャングルポケットだった。これは彼が単にジャングルポケットのファンだったからではなかっ... 勝木 淳
「名馬」を語る スカーレットカラー〜私が愛した鮮やかすぎる紅〜 2021年2月11日 2020年11月22日。「第37回 マイルチャンピオンシップ」が、阪神競馬場にて開催された。 新型コロナウイルスの影響で入場制限はあったが、幸運にも阪神競馬場へ入場できる権利を手にした私は、GI優勝の記録を持つ有力馬たちがパドックを周回するなか、ある一頭の牝馬を見つめていた。 スカーレットカラー。 「第67回 アイルラ... あさい(だしまき)
「名勝負」を語る 名物実況と地方の絆~2019年・佐賀記念〜 2021年2月11日 「強力な応援団がみちのくにできました!」第46回佐賀記念の返し馬。佐賀競馬の名物アナウンサー、中島英峰アナの味わい深い声が場内に響いた。 このおよそ10分後レースに勝つことになるヒラボクラターシュの鞍上には、シーズオフの岩手競馬からスポット参戦していた山本聡哉騎手がいた。地方ではなかなか味わえない、馬の背中から伝わって... 林田麟(りんだりん)
それぞれの競馬愛 2着、3着で奮闘する馬の魅力 2021年2月9日 あなたはどんな馬が好きですか? 勝ち続ける馬?豪快な末脚を見せてくれる馬?大逃げする馬? 様々なタイプの馬が候補にあがるでしょう。 この記事では、競馬をギャンブルとしてではなく「スポーツ」として楽しんでいる私の視点から「2着、3着で奮闘する馬」の魅力をお伝えしていきます。個人的な感覚ですが、2・3着で奮闘している馬には... 阿部 智