「名馬」を語る 幸運の馬 - ディープボンドの引退によせて 2025年1月18日 1.「深い絆」という名の馬 2024年の有馬記念を最後に、ディープボンドが引退した。31戦5勝、主な勝ち鞍に阪神大賞典やフォア賞など。GⅠ勝ちこそならなかったが、そのひたむきな走りはファンを魅了した。父キズナ、祖父ディープインパクトの名を継いだ「ディープボンド」=「深い絆」という馬名のとおり、多くの人々と絆を結んだ競走... 縁記台
「名馬」を語る スポットライトのすぐ傍で…。条件不問、重賞5勝のバイプレイヤー、マイソールサウンドの走りを振り返る 2025年1月4日 競馬は群像劇だ。しかしその中には、ひときわ輝く『主役』が確かに存在する。 純然たる実力、胸躍る冒険活劇、そして次代を創る父母として――多くの人が『主役』と認めた馬は、その時代の象徴となり、多くの言葉とともに後世に語り継がれる。そしてその傍らを駆けたライバルたちは………多くのファンにとっては、数多の物語の一部に取り込まれ... norauma
「名馬」を語る 去りゆくあなたへ、「贈る言葉」~ドウデュース推したちからのメッセージ~ 2025年1月1日 突然、ピリオドが打たれた… 有馬記念の枠順抽選会があった翌日。1枠2番が吉と出るか凶と出るか? 武騎手が外の方が…と言ったとか言ってないとか? 金曜の午後。昼休みの食事中にスマホを触りそんな情報を得た矢先の事。ドウデュースのラストラン、どんなレースで有終の美を飾ってくれるのかを頭に描きながら、私はパソコンに向かっていた... 夏目 伊知郎
「名馬」を語る 蛇行する男と真っ直ぐ駆ける王者。名馬オジュウチョウサンを振り返る 2024年12月20日 人生の傍らに競馬があると、救われることがある。 不思議としんどい想い、手詰まり感に支配されたときだけは馬券が当たる。築地の世界に飛び込み、はじめての年末で泡を食っていたとき、有馬記念でダイワスカーレットから総流しをかけ、アドマイヤモナークが引っかかった。疲れ切って買い目を絞る気力がなかっただけだが、これが当たり馬券を引... 勝木 淳
「名馬」を語る 「新時代の扉」のその先へ。 - マンハッタンカフェが証明した世代交代 2024年12月20日 1.「新時代の扉」のその先 2024年5月に公開され、興行収入13億円を超えるヒット作となった『劇場版ウマ娘プリティーダービー 新時代の扉』。本作のラストは主人公ジャングルポケットと強敵テイエムオペラオーが激闘を繰り広げたジャパンカップで幕を閉じた。クラシック級(現実の競馬における3歳馬に相当)のジャングルポケットがシ... 縁記台
「名馬」を語る 「IF…?」を次世代に託した謎多き馬/サリオス推したちの「サリオス考」 2024年12月13日 サリオスの「謎」 サリオスは、「研究に値する」と言っても良いくらい、謎の多い馬だったように思う。 2019年6月の府中に登場して、2022年秋のマイルチャンピオンシップまで15戦。常にレース後の課題を撒き散らし、そして私の疑問の答えを回収できないまま、サリオスは去って行った。 もちろん私も含めて、サリオスには多くのファ... 夏目 伊知郎
「名馬」を語る 栗毛の快速娘、全国を制す 09年全日本2歳優駿覇者ラブミーチャンの蹄跡 2024年12月11日 笠松から全国区へ飛躍した名牝、ラブミーチャン。引退後は繁殖牝馬として過ごしていたが、24年8月31日に17歳で息を引き取った。生涯で重賞16勝、うちダートグレード競走を5勝。素晴らしい成績だが、とりわけ2歳時の勢いと活躍は目覚ましいものがあった。 もとは中央競馬からコパノハニーの名前でデビューを目指していたが叶わず、ラ... 中川兼人
「名馬」を語る 遅咲きのアイドルホース・シルヴァーソニックの初戴冠/2022年ステイヤーズステークス 2024年11月29日 芦毛馬が好きだ! 芦毛馬はかわいい。芦毛といっても柔らかいグレーの馬体を持つ者もいれば、黒に近い馬体でデビューする芦毛馬もいる。デビューの頃は様々な「グレー」の馬体を持っている彼らが、競馬場でキャリアを重ねるにつれ、どんどん白くなって行く。私は、メンコをつけていない馬齢を重ねた芦毛馬をパドックで見るのが好きである。白い... 夏目 伊知郎
「名馬」を語る ノースフライト - みんなが恋したマイルの女王 2024年11月17日 筋肉の鎧を纏うスプリントの絶対王者が、すべてを薙ぎ倒すように抑えきれない手応えで淀の坂を駆け下りる。その直後に迫るのは研ぎ澄まされたマイルの女王。場内のボルテージが上がる。一転、2頭の周りは静寂に包まれる。2頭だけの世界、これが最後の戦い──。 馬体を合わせた2頭はそこから数十メートル。互いの力を確かめ合うように、力の... norauma
「名馬」を語る あなたの「好みの血統」は? 私が追いかけた、良血馬コディーノの記憶 - 2012年・秋/東京スポーツ杯2歳ステークス 2024年11月13日 あなたの「好みの血統」は? 競馬と長く付き合っていると、誰でも「好みの血統」の1本や2本は持つようになる。きっかけは様々でも、牝馬なら子から孫へと広がり、牡馬で種牡馬になればその産駒にはお気に入りマークが付いて、「〇〇の子」として追いかけて行く。しかし馬券を買う立場になると少々厄介者で、「好みの血統」は「応援馬券」と化... 夏目 伊知郎