『シービスケット』、『セクレタリアト/奇跡のサラブレッド』、『優駿 ORACION』。数ある「競馬」をテーマにした名作映画に、また一本新しい名作が加わった。 「ライド・ライク・ア・ガール」。2020年7月17日(金)公開の、オーストラリア映画だ。女性騎手として初めてオーストラリアG1・メルボルンCを制覇したミシェル・ペ...
コラム・エッセイ
コラム・エッセイの記事一覧
オーストラリアといえば、世界有数の競馬大国です。1年間における競走馬の生産頭数は、日本を凌駕する1万頭超えで、サラブレット生産における存在感もトップクラス。日本からもモーリスやリアルインパクトが、いわゆるシャトル種牡馬として渡豪しています。スプリント大国・香港への影響力も非常に大きいのも特徴の一つ。オーストラリア国内外...
2017年7月12日。この日、とある一頭の地方馬が、並み居るJRAの強豪を振り切り世代の頂点に立った。 その馬の名は、ヒガシウィルウィン。 7年振りに誕生した、地方所属馬でダートの世代最強の座を射止めた馬だ。 父は2017年に亡くなった2003年JBCスプリント覇者のサウスヴィグラス。全姉に名古屋競馬所属のワンダフルタ...
宝塚記念が終わり、いよいよ夏競馬に本格突入する7月初旬。関西の夏競馬開幕を飾る重賞は毎年中京競馬場で行われているCBC賞だ。このレースはサマースプリントシリーズに指定されている一戦で、夏のスプリント王を目指す馬や秋のスプリンターズステークスを目指す馬など、バラエティに富んだ面々が集まってくる。ハンデ戦らしく、波乱の結果...
過去に日本馬も参戦したことで、国内でも名前が広まった「ロイヤルアスコット開催」は、世界で最も有名な競馬開催の一つでもあります。2018年には、日本産馬・サクソンウォリアーの参戦した英ダービーが日本で初めて生中継されるという出来事もありました。近年は更に注目度も高まっている伝統のイギリス競馬、今回は主な情報や基本を紹介し...
1996年、競馬界には「サンデーサイレンス旋風」が吹き荒れていた。クラシック前哨戦はことごとくサンデーサイレンス産駒が上位を占め、クラシック第一弾皐月賞もサンデーサイレンス産駒・イシノサンデーが制した。私はこの時「競馬界に凄いことが起き始めている」と痛感した。そんな皐月賞が終わった翌週、新潟競馬場でひっそりと「4歳未出...
ノーザンダンサーの血の一滴は1カラットのダイヤモンドより価値があると賞賛され、サンデーサイレンスの血は日本の競馬界を変えたと言われた。 サンデーサイレンスの血を引くディープインパクトはクラシック三冠を制覇し、ディープインパクトの子供は何度もダービーを制している。 競馬は血を繋ぐスポーツ。ドゥラメンテ、リアルスティール、...
2020年5月10日、水沢競馬場で1頭の競走馬が約1年ぶりの出走を果たした。その馬の名前はナグラーダ。中央でデビューし5戦未勝利だったという競走馬で、これが初めての地方競馬への出走だった。しかしこのナグラーダは単なる中央→地方という移籍をしただけの馬ではなかった。それは「新たなる引退馬支援」の試みの第一歩として、多くの...
2017年11月6日、私は北海道で1頭の年老いたサラブレッドを眺めていた。ビワハヤヒデ。1993年のJRA賞年度代表馬である。彼のおかげで競馬を知り、のめり込んでいった私にとってそれは初めて目の当たりにする『永遠のヒーロー』の姿であった。 10年ほど前、当時中学生だった私はとあるゲームがきっかけで競馬に興味を持ち始めた...
「あなたの、そして私の夢が走ります」 数々の名実況で知られた杉本清・元関西テレビアナウンサーが、宝塚記念を実況する際によく使われていたフレーズである。 有名なところでは1991年の宝塚記念の実況で、このフレーズとあわせて杉本氏ご自身の「夢」を披露されておられた。 「今年もまたあなたの夢が、そして私の夢が走ります。あなた...
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語り継がれし「名馬」たち
レース回顧
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