「名馬」を語る 「村山厩舎・赤一本輪」への復讐。"敵地"の浦和にて~ブルドッグボス~ 2021年8月9日 立ちはだかった「白」 「クラスター」と言えば、競馬ファンにとっては「クラスターカップ(JpnIII)」だった2016年。1.9倍の1番人気の支持を受けて出走するJRAのエリートがいた。ブルドッグボスである。 2歳秋の500万円以下から1年以上、10戦連続1番人気を記録するなど、5勝を挙げてオープン競走も2勝するなど人気... フロリダ
「名馬」を語る マチカネニホンバレ~天晴マチカネ軍団、日本晴れ~ 2021年8月8日 マチカネ軍団──。 かつて競馬界をにぎわせたその軍団は、今も多くの人の記憶に残る。 G1を制したフクキタル、G1勝ちこそないものの蜘蛛を食べて蕁麻疹になった(らしい)など古馬戦線を色んな意味で賑わせたタンホイザ、ダートで活躍したワラウカド、超良血のアレグロに皐月賞馬ハードバージの半弟、ダビスタで多くのプレイヤーを虜にし... 小早川 涼風
「名勝負」を語る Rewind the Race [Rewind the race]両道特急~2014年・レパードステークス~ 2021年8月8日 3歳馬によるダートの重賞はJRAに2つ、地方競馬との交流重賞は3つ設定されている。5月の兵庫チャンピオンシップから始まり、7月にはジャパンダートダービーで世代の頂点が決まる。しかし世代の頂点が決まっても優駿の戦いは続き、1か月後には新潟競馬場で「レパードステークス」が行われる。このレパードステークスは所謂「出世レース」... ハラシュー
「名勝負」を語る 新設重賞の初代王者が、世界へ羽ばたいた! - 2009年レパードS・トランセンド 2021年8月6日 2009年、長らく整備されてなかった中央競馬の3歳ダート戦線に新たな重賞が誕生。1996年のユニコーンS創設以来、実に13年ぶりとなる3歳ダート重賞の新設となった。それが、ダート1800mという条件で施行されるレパードSである。「ユニコーンと来て何故レパード(豹)なのか」と思って調べてみると、どうやら古代ローマでは豹の... ひでまさねちか
「名馬」を語る インカンテーション - 不屈の精神で度重なる故障と挫折を乗り越えた砂の名脇役 2021年8月4日 米国の大レースを制した日本人オーナーの所有馬といえば、真っ先に挙がるのはフサイチペガサスだろうか。大種牡馬ミスタープロスペクター最晩年の産駒で、400万ドルという超のつく高値で関口房朗氏が落札。1999年12月にデビューすると、初戦こそ敗れたものの、5連勝でケンタッキーダービーを制覇。日米両国のダービーオーナーという、... 齋藤 翔人
「名馬」を語る アイムユアーズ~少女たちの好敵手~ 2021年8月1日 夏を感じる風物詩。きっとそれは花火であったり西瓜であったり、人によってそれぞれだろう。 かくいう私は、北海道で競馬が開催される季節になると「ああ夏が来た」と感じる。 そんな北海道開催の名物重賞のひとつ、クイーンS。中山競馬場時代から数多の名馬が参戦し、またここから飛躍する馬達も数多い牝馬限定戦だ。 ……ところが意外にも... 小早川 涼風
「名馬」を語る 妹よ。 - レクレドール 2021年7月31日 2006年8月20日、日曜日。市中に流行り始めた新語「アラサー」の域に達しつつあった私は札幌競馬場の喧騒の中に佇んでいた。恐らく生で見るのは最後になるであろう、彼女の走る姿を、この目に焼き付けるために。 メインレース、札幌記念。 7番ゲート、前走クイーンステークス3着からの連闘。9番人気、5歳、23戦目、牝馬。兄はステ... 枝林 応一
競馬と「エンタメ」 ウマ娘 [ウマ娘]硬派で頑固なウマ娘! ウマ娘ナリタブライアンと、史実馬ナリタブライアン。 2021年7月25日 「走って斬り捨てるのみ。この渇きが癒える日まで」 一匹オオカミなウマ娘。硬派で頑固。我慢強いところもあり、どんなことがあっても感情を表に出すことはない。めったに笑わないため、周囲からは近寄りがたいと恐れられている。──ウマ娘プリティーダービー公式ポータルサイトより引用 この一匹狼で硬派で頑固、そしてめったに笑わないとい... スオミアッキ
競馬と「エンタメ」 ウマ娘 [ウマ娘]『名門』メジロ家のご令嬢! ウマ娘メジロマックイーンと、史実馬メジロマックイーン。 2021年6月27日 「輝かしきメジロ家に必ずや栄誉と名誉を……!」ウマ娘界で『名門』と言われているメジロ家のご令嬢。 その名も、メジロマックイーン。強さと優しさをかねそなえた、トレセン学園の人気者です。 今回はその彼女の強さと優しさの秘密を、彼女の育成目標に沿って、モデル馬のメジロマックイーンを元に解説してきます。(馬齢表記は現在に合わせ... スオミアッキ
「名馬」を語る 幾たびも紡ぎなおされた絆の糸~ナリタセンチュリーと田島裕和騎手〜 2021年6月27日 2021年6月13日、東京競馬場第9レース。観客が、そしてネット上が大きなどよめきに包まれていた。 シンガリ人気、単勝333.5倍のリキサンダイオーが2番手から直線押し切って勝ち星を挙げたのだ。 いつも冷静なグリーンチャンネルの司会者が、いつもよりやや高揚した声で勝ち馬プロフィールを読み上げた。 「勝ちましたリキサンダ... 枝林 応一