仁川の舞台では3歳乙女の熱演が開かれるこの日、約1時間半前の東京ではジャンパー達が舞台の開演を待ちわびていた。 東京ハイジャンプ。大竹柵と大生垣を超えるこのレースコースは、年々、中山大障害への重要なステップレースとして注目度を増している。 2020年にはメイショウダッサイ、2019年にはシングンマイケルが、ここを足掛か...
レース回顧の記事一覧
毎日王冠・京都大賞典も終わり、ここから秋のG1競走が3週連続で開催される。その第一弾目は秋華賞。仁川で走る夏を超えた女達の戦いが開かれる10月の3週目──その前日には古馬牝馬の戦い、府中牝馬Sが行われる。この先迎えるエリザベス女王杯のトライアルレースであると同時に、それ以降のレースを見据える馬達にとっても重要な一戦であ...
牝馬三冠レースの最終戦、秋華賞。京都競馬場で改修工事が行なわれているため、2022年も阪神競馬場が舞台となった。 その最大の見所といえば、スターズオンアースが史上7頭目の牝馬三冠を達成できるかどうかという点。オークス後に軽度の骨折が判明し、ぶっつけ本番とはなるものの、秋華賞はオークスからの直行組が4連覇中。むしろ、有利...
秋の交流Jpn1開幕戦、マイルチャンピオンシップ南部杯。今年はJBC競走が盛岡競馬場での開催とあって、この秋には本レースを含めた4つの交流Jpn1競走が盛岡競馬場で行われることになります。 このレースで2着1回、そして今年勝利で3連覇を狙うアルクトス、フェブラリーステークス連覇、左回り1600mを最も得意とするカフェフ...
その昔、地方馬との指定交流競走として名付けられたレース、オールカマー。 その名の通り各地からどんな馬でもウェルカム。過去にはハシルショウグンやジュサブローなど、地方から遠征してきた数々の名馬たちがいた。今では外国馬にもその戸が開かれている一方、中央馬にとっても秋の大舞台への試金石となる重要な一戦となっている。 今年の1...
2週連続の3連休を中心とするシルバーウィークも、ついに終了。最終日の25日こそ全国的に好天に恵まれたが、多くは台風の影響を受けてしまった。この期間、中央競馬は中止、延期されることなく無事開催されたが、24日は、2名のジョッキーが交通機関の乱れで乗り替わりとなるなど、少なからず影響を受けた。 9月の競馬が台風に見舞われる...
9月に行なわれる3日間開催は、天候、とりわけ台風によって結果が左右されることも珍しくない。2022年は史上最強クラスの呼び声高い台風14号が中京・中山の両競馬場に近づき、天候が目まぐるしく変わったものの、2つの重賞に決定的な影響を及ぼすまでには至らなかった。 3日間開催の2日目に行なわれたのが、ローズS。京都競馬場の改...
秋競馬の開幕を告げる秋華賞トライアルの紫苑S。とりわけ、重賞に昇格した2016年以降は本番との結びつきが急速に強まり、当レースの1、2着馬が回避した2018年以外は、少なくとも1頭が秋華賞で連対を果たしている。 また、紫苑Sで好走したヴィブロス、ディアドラ、ノームコアは、国内のみならず海外のGIも勝利。さらに、2014...
いよいよ秋競馬が開幕。これまで続いていた北海道開催、小倉開催が終わりを迎え、10月頭まで続く中山、中京開催がスタート。中京ではセントウルSが、中山では京成杯オータムハンデと、それぞれサマーシリーズの最終戦が行われた。 ハンデ戦らしく毎年ほとんど激しい叩き合いが演じられるこの競走、本年の1番人気には5歳牡馬のファルコニア...
サマースプリントシリーズ最終戦のセントウルSは、スプリンターズSの最も重要な前哨戦。直近でも、2018年のファインニードルと翌19年のタワーオブロンドンが、当レースと本番を連勝している。また、ファインニードルの2着となったラブカンプーも、本番で11番人気の低評価を覆して2着に好走。21年の1、2着馬レシステンシアとピク...
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語り継がれし「名馬」たち
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