「名馬」を語る pick 馬産地・青森より、愛をこめて。 - 青森県出身の2歳女王・タムロチェリー 2023年1月3日 桜花賞と同じ舞台で行われる阪神ジュベナイルフィリーズは、翌年のクラシックを占う登竜門であり、心身ともに未完成な少女たちが迎える大舞台である。天性の才に恵まれてこの大一番を踏み台に更なる飛躍を遂げる馬も居れば、このレースこそが生涯最大の輝きとなる馬も居る。この舞台の後、彼女らの競走馬として歩みがどちらになるかはわからない... norauma
「名馬」を語る 「逃げろ、逃げろ、つかまるな」 - 人々を驚かせ続けた逃げ馬、メジロパーマー。 2023年1月1日 1.逃げ馬を応援するということ 「逃げたい」という言葉ほど、競馬ファンとそうではない人との間で解釈の相違が生まれる言葉はないような気がする。一般的に「逃げたい」はネガティブな言葉である。仕事から、家庭から、あるいは人生から「逃げたい」と表現する時、それは「いけないこと」というニュアンスを多分に含むだろう。しかし、競馬フ... 縁記台
「名馬」を語る pick 君と感じた爽やかな風を想う〜私の青春、エアスピネル〜 2022年12月31日 青春とは、一体どこで終わるのだろうか。初めてできた彼女に振られた時、一生懸命に取り組んだ部活を引退した時、好き勝手遊んだ学生生活が終わった時──。青春そのものの終わりが人それぞれで、もしその終わりを自分で決めて良いというのなら、私の青春は2022年の秋に終わりを告げた。 私の青春は、黄色と青の爽やかな風が吹いていた。初... ひでまさねちか
「名馬」を語る 芦毛のマル外馬クロフネが切り開いた蹄跡。 - クロフネのニッポン競馬開国史 2022年12月4日 私が子供の頃に見たマル外馬、マルゼンスキー。8戦8勝で引退したその姿は、強烈な印象が残っている。 「外国の馬は強すぎるから、ダービーに出してもらえないんだ……」 何故マルゼンスキーがダービーに出られないのかへの疑問に対する、競馬を教えてくれた叔父の回答だ。この頓珍漢な回答を真に受けて、妙に納得していたのを思い出す。 当... 夏目 伊知郎
「名馬」を語る 世紀末を生きた人たちへ。ミッキーダンスがたどり着いた混沌の先。 2022年12月4日 20世紀最後の年である西暦2000年は、ミレニアムイヤー。遠い記憶を年表とともにたぐり寄せてみる。バブル崩壊直後の90年代は不安の時代。就職難、リストラと将来を保証されないことがデフォルトになりつつある、ライフバランスの転換期でもあった。私が大学生だったころ、自立とはなにか、これからの人生観とは。そういった新しい価値観... 勝木 淳
「名馬」を語る スペシャルウィークと第19回ジャパンカップ 。「日本総大将」に立ちはだかった世界の猛者たち。 2022年11月30日 1.ゲーム『ウマ娘』が描いた第19回ジャパンカップ 2022年3月18日、Cygamesが手掛けるアプリゲーム『ウマ娘 プリティーダービー』において、メインストーリーの第1部・最終章の前編が公開された。スペシャルウィークを主人公として同世代のウマ娘との絆や激闘が描かれたシナリオは、各所で高い評価を得た。しかし、それと同... 縁記台
「名馬」を語る 今もなお輝く、親子三代G1制覇の大偉業。2002年マイルCS覇者トウカイポイントの軌跡を振り返る。 2022年11月17日 「ダービー馬はダービー馬から」という言葉。 秀でたスポーツ選手が引退後、そのまま優秀な指導者になるとは限らない。もちろん合致する場合もあるものの、選手と指導者が使わなければならないスキルは別次元のものだというのが個人的な考えだ。 競走馬の世界に置き換えてみても、すべての名馬が名種牡馬になれるわけでも、名牝全てが名繁殖牝... 夏目 伊知郎
「名馬」を語る クロコスミア~名は体を表す~ 2022年11月12日 競馬ファンになると、競馬そのもの以外にも意図せず自然に身につく知識がたくさんあると、個人的には思っている。 例えば「的場」「南井」「池添」「御神本」「張田」そして「武」といった、なぜか競馬関係者に特に多いように思われる珍しい苗字があげられる。 そして、レース名に冠せられている「皿倉山」「開成山」「五頭連峰」といった地元... 枝林 応一
「名馬」を語る マチカネキンノホシ - Forget me not。忘れようにも忘れられない、軍団屈指の良血馬。 2022年11月6日 「記録よりも記憶に残る名馬」という言葉がある。 例えば、時に凄まじいまでの大逃げでファンを魅了し、重賞を3勝したツインターボ。反対に、強烈な追込みを武器に前を行く馬を次々とかわしさり、6つの重賞タイトルを獲得したブロードアピールらは、GIを勝利することこそ叶わなかったが「記録よりも記憶に残る名馬」といって間違いない。 ... 齋藤 翔人
「名馬」を語る 太陽の輝きと共に…。愛された"◯地"の活躍馬トーセンスーリヤが歩んできた、通算43戦の道のりを振り返る 。 2022年11月6日 JBC競走が始まる少し前、盛岡競馬場では岩手県知事杯OROカップが開催されました。 地方競馬で唯一芝コースがある盛岡競馬場の1700m戦で争われるM1競走で、優勝賞金の3000万円は地方重賞でも高額(JBCレディスクラシック2着で2100万円)のレースでした。 数少ない地方芝の重賞レースとあって、地方れ移籍した元JRA... zakkey(ザッキー)