「名勝負」を語る [東京新聞杯]夢を繋いだかのように感じられた逸材。府中で末脚が光った一戦を振り返る。 - 2007年・スズカフェニックス 2022年2月3日 1998年11月1日、音速の逃亡者は府中の大欅の向こうで、まだ行ってはいけないもう一つのゴールを駆け抜けてしまった。栗毛の美しい馬だった。どんな馬が出てきても、そのスピードに追い付ける者など存在しないかのような強烈な走りだった。 多くの人が悲しみに暮れ、彼の残した伝説と、もし無事であったらの「たられば」談義を語るように... 小早川 涼風
それぞれの競馬愛 金沢経由、川崎行き。金沢競馬ファンが見た、第65回川崎記念を振り返る。 2022年2月2日 川崎記念。日本で一番早い時期に行われるJpnIであり、この年のダートグレード中距離路線を占う注目のレースである。このレース、と言うかダートグレードレース全般に言えるが、私に親しみ深い金沢の所属馬がこのような大舞台に乗り込んでいくという事は滅多にない。 金沢がこの時期冬休み中だから出てこない……と言う訳ではない。その証拠... 『遊駿+』編集部
「名馬」を語る 2つのジンクスを打ち破った、至高の金剛石。 - サトノダイヤモンド 2022年1月31日 1.サトノダイヤモンド、『ウマ娘』に登場 2020年12月に行われた、サイゲームスによるメディアミックスコンテンツ『ウマ娘』の公式生放送。視聴者の耳目を集めたのは、コンテンツの本丸であるスマートフォンゲームのリリース日発表であった。しかし、筆者が最も驚いた発表は、新キャラクター「サトノダイヤモンド」の登場である。競馬フ... 縁記台
それぞれの競馬愛 「推しの推し」は半分愛馬! デビューから追いかけてきたゴールスキーがダート転向後7歳で重賞初勝利をあげた思い出。 2022年1月28日 「推しの推し」は半分愛馬 2003年、東京優駿(ダービー)。テレビをつけると、競馬番組でMCをしていた俳優の宮川一朗太さんが、とても喜んでいる様子が映し出されました。宮川さんの一口愛馬・ネオユニヴァースがダービーをとった瞬間でした。私の芸能人の初恋が宮川さんだったこともあり、喜ぶ宮川さんを見て自分まで嬉しくなったのを覚... ミーミー
競馬を学ぶ 2021年NARグランプリにおけるカジノフォンテンとマルシュロレーヌの受賞について思うこと。 2022年1月26日 過日、2021年のNARグランプリが発表されました。NARグランプリは1990年に地方競馬全国協会(NAR)によって創設された年間表彰制度です。種々の競走馬に対し地方競馬における活躍を讃える目的であり、中央競馬におけるJRA賞に相当します。 このNARグランプリですが、本年度は異例とも言える2頭の馬が表彰されました。特... あでのい
「名馬」を語る モーニン - 洒脱さとユーモアを兼ね備え、一気に砂の王者への階段を駆け上っていった2016年冬を振り返る。 2022年1月25日 音楽が由来の馬名が、好きだ。 最近ではperfumeの曲名から次々に馬名を採用している馬主の方もいる。perfumeファンを自認するぼくは、「フューチャーポップ」や「ラブザワールド」などperfumeの曲名を名付けられた馬を応援し、さらには新曲が出るたびに「今度はどんな馬にこの曲名が名付けられるのだろう?」と想像を膨ら... 高橋薫
「名勝負」を語る [シルクロードS]スプリント路線の勢力図を一瞬で塗り替えた、一輪の花 - 1996年・フラワーパーク 2022年1月24日 古馬混合の短距離路線が本格的に整備されたのは、1984年のグレード制導入以降。それまでハンデ戦として行なわれていた安田記念がGIに格付けされ、マイルチャンピオンシップが新たに創設された。一方、さらに距離の短いスプリント路線が整備されるには、元号が平成に変わるのを待たなければならなかった。 それまでGⅡだったスプリンター... 齋藤 翔人
「名馬」を語る 英国競馬242年の歴史を変えた名牝スノーフォールがくれた希望 2022年1月23日 生きるとは死へ向かうこと。 死が訪れない生命はこの世にいない。長寿の象徴とされるカメも実際には1万年も生きるわけがなく、小型のカメで20~30年。大型のゾウガメでも100年を超える程度だという。 実家にナリタ君というカメがいた。成田にあるゴルフ場のグリーンをのんびり歩いていたところを父が見つけてきた。連れてきたっていい... 勝木 淳
それぞれの競馬愛 [グッズ]裁縫未経験者でも簡単!? 公式グッズ未発売の"推し"馬のぬいぐるみを手作りしてみた。 2022年1月18日 ウマフリ読者の皆さん、こんにちは。あでのいと申します。 突然ですが皆さんはこんなことを思ったりした経験はありませんか? 「あーあ、あの馬のぬいぐるみがあったらなあ」 と。 私はあります。というか競馬ファンの大部分が一度や二度……いや、三度や四度や五度や六度は思ったのではないでしょうか。 そうは言っても、無いものは無いの... あでのい
「名勝負」を語る [アメリカJCC]世界的良血馬が、血を遺す未来と引き換えに手にしたもの - 2003年・マグナーテン 2022年1月17日 アメリカジョッキークラブカップは、3月の中山記念、日経賞と共に、関東で行われる伝統の古馬中・長距離重賞の一つ。ここから、GⅠの大阪杯や天皇賞春、もしくは、香港のクイーンエリザベス2世カップへと繋がる、重要なステップレースとなっている。 過去の勝ち馬からも、メジロブライト、マツリダゴッホ、トーセンジョーダン、ルーラーシッ... 齋藤 翔人