天皇賞(秋)の翌日。大井競馬場のL-WINGでスモモモモモモモモの初勝利を見届けたころに電話があり、マイルチャンピオンシップ現地取材の依頼があった。 ふたつ返事で引き受けたはいいが、根っからの出不精の私は阪神競馬場に行った経験がなく、関西圏も超がつくほど久しぶり。さて、どうしたものか。まずはスマホで経路案内。便利なもん...
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- 「名馬」を語るとにかく"逆をいく"馬。若駒時代の達観したゴールドシップの魅力を振り返る。2023年5月26日
- 「名馬」を語る馬産地・青森より、愛をこめて。 - 青森県出身の2歳女王・タムロチェリー2023年1月3日
- 「名勝負」を語るきみがいない未来と、パンサラッサのこと - 2022年・天皇賞(秋)2022年11月2日
- 「名勝負」を語るその葛藤に、用がある。 ~2001年 宝塚記念に寄せて2018年6月22日
- 「名馬」を語る君と感じた爽やかな風を想う〜私の青春、エアスピネル〜2022年12月31日
- 「名馬」を語る今度こそ、何度でも。カレンブーケドール、どうか大輪の花を。2022年1月15日
コラム・エッセイ
「これはすごいな……」私はそう呟きながら広い放牧地の片隅にカメラを向け、小さな笑みを浮かべた。レンズを向けられた栗毛のサラブレッドは、アグネスデジタル。 私が小さな笑みを浮かべたのは、彼によく似た馬を知っていたからだ。私がお世話になっている乗馬クラブに、アグネスデジタル産駒が2頭在籍していたことがあった。2頭は母父まで...
逃げるか。控えるか。そもそもゲートを出られるか。 なるべく心に波風立てることなく、上機嫌で走ってほしい。仮にゲートを出られずとも、どうか鼻歌でも歌いながら、最後の力を存分に貯めておいてほしい。そんな人間たちのささやかなお願いを容赦なく薙ぎ倒し、勢いそのままに突き抜ける竜巻のようなレースをするのがキセキだった。 2020...
あの可愛かったモシモシ君が、3冠馬になって、種牡馬入りする日が来るとは思いも寄りませんでした。当歳時にノースヒルズ清畠で初めてコントレイルを見たときのエピソードは、あちこちのメディアで書いていますので割愛しますが、実はこのときの写真がかなりレアみたいですね。テレビ番組のコントレイル特集では使わせてくださいと依頼がありま...
「今日のこのレースを現地で観た、ということはこの先、きっと自慢できるよ」 競馬を始めたばかりの細君に、東京競馬場でそう告げたのは、2019年11月16日のことだった。 メインレースの東京スポーツ杯2歳ステークスをコントレイルが勝利し、レースが確定した直後のことだった。この2か月前の新馬戦でデビュー勝ちして、1戦1勝で臨...
ダートグレードの最高峰の一つ、JBCクラシック。毎年この舞台には中央や地方の重賞ウイナー、幾重にも勝ち星を重ねてきた猛者など抜群の実績を重ねてきた者が名を連ねる。そんなJBCクラシックだが今年、金沢で行われた当レースに出走した12頭の中に1頭、変わった戦績の馬がいた。その馬はマイネルパイオニア。この時点の戦績は中央地方...
「野球は筋書きの無いドラマ」という言葉は、使い古されている表現かもしれない。しかしこれは、野球だけに当てはまる言葉ではないだろう。私が愛して止まない競馬の世界でも、目にすることがある。その出来事を安易に『奇跡』『ミラクル』なんて言葉で片付けてしまうのは、何だかちょっと口惜しい気もする。 予想もしない出来事が目の前で起こ...
競馬ファンの中では、しばしばちょっとした〝論争〟のようになるネタがある。代表的なひとつに〝ダービー派〟vs〝有馬記念派〟が挙げられる。〝論争〟というと難しく考えがちだが、要はどちらのレースを好むのか、いや愛するか、といったような話だ。 自分がどちら派であるか、という話はさておくとして、ダービーが「一生に一度の大舞台での...
「今年の3歳馬は強い」 こういった声は数年置きによく耳にするセリフだ。特に近年は降級制度が廃止されたことで、勢いのある3歳馬が昇級初戦から好走をすることが多い。世代間のレベルをいかに早く見極めるかを楽しみにしているファンもいることだろう。 2005年の秋競馬は、ディープインパクトが注目を集めていた。日本競馬史上2頭目と...
明治30年の創業以来、たくさんの方に着物のある人生を提供してきた老舗の呉服屋「いわきや」から、新たな競馬グッズ『名馬全史京友禅』が発売。その発起人でもある専務取締役・我妻専務取締役は大のオジュウチョウサン好きとしても知られている。今回はそんな我妻さんと、オジュウチョウサンの主戦騎手・石神騎手の対談をお届けする。 「こん...
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語り継がれし「名馬」たち
レース回顧
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