それぞれの競馬愛 [チューリップ賞]勝利はせずとも魅力いっぱい! 個性豊かなチューリップ賞2着馬たち 2024年2月27日 桜花賞トライアル、チューリップ賞。 3着までに、3歳牝馬にとっての大一番・桜花賞の優先出走権が与えられます。 今回は、私の個人的な"チューリップ賞の楽しみ方"についてお話したいと思います。 3歳の女の子が桜花賞出走を目指して臨むレース。出走するからには1着が望ましいとは思います。それはわかっているものの、ある時ふと、こ... ミーミー
インタビュー [取材レポ]青森からG1制覇を目指す、種牡馬ウインバリアシオン - 荒谷牧場を訪ねて 2024年2月25日 ダービー2着、菊花賞2着、有馬記念2着──。三冠馬オルフェーヴルのライバルとして、G1の大舞台で何度も好走した名馬、ウインバリアシオン。青葉賞・日経賞を制し、G1での好走歴も多い実力派は、引退後に青森で種牡馬となり、現在は東北町・(有)荒谷牧場に繋養されている。今回は、ウインバリアシオンを所有するスプリングファーム代表... 緒方きしん
「名勝負」を語る いつかその存在を越える。ドゥラメンテが勝った2016年中山記念 2024年2月25日 人それぞれにある「最強世代」 競馬には人それぞれに思い入れがある。いわゆる「推し」はそこら中にあり、流行りの「推し活」というやつは、おじさん世代も若い頃から馬券を通じてやっていた。河内洋しか買わない人。ステイゴールドに救われた人、武豊に一日中、勝負を挑む人。逃げ馬に憧れたり、追い込みに痺れたり。みんな馬券に「推し」があ... 勝木 淳
「名馬」を語る あの日の夢が、形を変えても。 - スマートオーディン・2019年阪急杯 2024年2月23日 馬は皆、いつだって、私たちが思う以上の大きな才能と可能性を秘めている。 彼らがレースで見せてくれるのはそのほんの一部だけ。彼らはその時できる目一杯の走りで命を燃やし、私たちが胸を焦がす闘いを繰り広げ、思いもよらない物語を見せてくれる。 ──数多ある物語の中でも2歳から3歳にかけてのクラシック絵巻物が一層魅力的なのは、秘... norauma
インタビュー [インタビュー]パンサラッサの引退式で大熱唱! アフロのミュージシャン・ブルーノさんが叶えた"夢の舞台"を振り返る 2024年2月22日 パンサラッサの引退式で颯爽と現れ『パンサラッサの歌』を披露した"アフロの人"。競馬を愛し、音楽を愛する若きアーティストは、大観衆の前で何を感じたのか──。今回は、今を時めくミュージシャンのブルーノ・ユウキさんにお話を伺ってきた。 きっかけは食事会での会話 「パンサラッサの引退式で歌わせていただけることになってからは、プ... 緒方きしん
「名馬」を語る "砂上のサウスポー"カフェファラオの蹄跡を振り返る 2024年2月18日 17戦7勝──そのうち新馬戦を除く6勝が左回りのダート戦、右回りは芝ダート含め僅か3回の出走で現役生活を終えた"砂上のサウスポー"カフェファラオ。 7勝のうちG1級競走は連覇したフェブラリーステークスにマイルチャンピオンシップ南部杯を加えた計3勝。中京1900mのG3シリウスステークスでも勝鞍はあるが、得意条件であれば... zakkey(ザッキー)
「名勝負」を語る 真冬の府中に突如光臨した"太陽神" - 2019年フェブラリーS 、インティ破竹の7連勝逃げ切り勝ち 2024年2月14日 "太陽神"インティ ──まず、はじめに自己紹介させていただくと、筆者はかなりの寒がりである。真冬の肌着はヒートテック超極暖、ズボンの下にタイツ(もちろんヒートテック)は欠かさず、ホッカイロを背中とお腹に貼り付けないと外出できない。競馬を現地観戦することを生きがいとしている筆者でも、2月の東京開催はほぼ自宅観戦である。し... ムラマシ
「名勝負」を語る [佐賀記念]カシノオウサマ、オペラキッスの幻影を追いかけて 2024年2月12日 オペラキッスが追い込んで2着入線した2004年佐賀記念(勝ち馬クーリンガー)は、佐賀競馬ファンとして最も印象に残っています。この頃はまだ佐賀記念においてはJRA勢と地方勢との差が拮抗していた時代。出走メンバーはJRAから佐賀2.000mを非常に得意とする「ミスター佐賀記念」「白すぎ」クーリンガー、前年に群馬記念を制して... 小田切ワオ
「名馬」を語る その眼差しに愛がある。パンサラッサ引退に想う 2024年1月9日 目を見ずに交わされる言葉へ どんなことも諦めるのは簡単だ。可能性を閉ざす言葉はいくらでもある。 「止めろ」「無謀だ」「できるわけがない」。 人は時として、簡単にそんな言葉を使う。もちろん、止めさせるのも、思いとどまらせるのも愛情の一部だったりもする。愛の有無は言葉の表層では推し量れはしない。言葉を発する瞬間の眼差しにこ... 勝木 淳
「名馬」を語る 純白の女王、ソダシ。彼女を愛し追いかけた、その幸せな時間を振り返る 2024年1月1日 私が最も捻くれていたのは高校生の頃だった、と思う。周りが「カッコイイ」というモノに対して、冷めた視線を向けていた。文化祭の時だろうか。とあるクラスが当時流行っていた恋愛ドラマを出し物として行った。主人公の相手役に抜擢されたのは、巷で“イケメン“と呼ばれている男子達だった。周りが黄色い歓声をあげる中、私はギロリとその“イ... シラユキ