「名勝負」を語る ゴールまで1ハロン。メイショウボーラーから福永騎手へ託されたバトン。 - 2005年フェブラリーS 2023年2月17日 逃げる馬になぜか心が動く。それもただ1頭で群れから離れ、孤独をひた走る逃げ馬に揺れる。 なぜ、そんなに孤独なのか。なぜ、独りぼっちの世界にいられるのか。群れで生活する馬にとって、仲間といることが安心であり、孤独であり続けるのは不安ではないのか。受け入れがたい独りぼっちに進んでなる理由はなんなんだ。私も独りは嫌いじゃない... 勝木 淳
「名馬」を語る ダービー馬になる難しさ、そして古馬との対決…。エフフォーリアの現役時代を振り返る。 2023年2月15日 2023年2月14日。 2日前の京都記念で心房細動を発症し、競走を中止したエフフォーリアの引退が発表された。11戦6勝、GⅠは皐月賞、天皇賞(秋)、有馬記念の3勝。すべて3歳シーズンであげたものだった。その年の年度代表馬は我々に希望と競走馬の繊細で複雑な部分を教えてくれた。 エフフォーリアのデビューは20年夏の札幌。そ... 勝木 淳
「名馬」を語る サトノクラウン - 逆境こそわが馬生 2023年2月12日 1.ウマ娘・サトノクラウン登場 2022年11月5日、Cygamesが手掛けるメディアミックスプロジェクト『ウマ娘 プリティーダービー』に、新たなウマ娘として「サトノクラウン」が登場することが発表された。2月22日に公開されたゲームリリース1周年記念アニメーションにおいて、「サトノ」のウマ娘であることと「クラちゃん」と... 縁記台
「名勝負」を語る ゴールドシップ、ディープブリランテ、スピルバーグ。後のG1馬3頭が熱戦を繰り広げた2012年の共同通信杯を振り返る。 2023年2月10日 競馬には時として”伝説のレース”と呼ばれ、注目を集めるレースが存在する。 若駒の時のレースが、後々になって振り返るとG1馬が何頭も出走していた、なんてレースもそのうちのひとつだ。 その最たる例が2008年10月26日、菊花賞当日に行われた2歳新馬戦だろう。このレースで優勝したのが皐月賞馬アンライバルド、2着にも日本ダー... ばん
「名馬」を語る 「タマモ」のメンコときさらぎ賞/タマモベストプレイ 2023年2月5日 いぶし銀・ダイワキャグニー、引退の報 長く府中の1800mでいい味を出していたオープン馬、ダイワキャグニーが引退を迎えた。 馬券でも何度か楽しませてくれ、足掛け8年もの間、競馬場で元気な姿を見せてくれた馴染み深い馬。彼の引退は、1頭の名バイプレーヤーが競馬場を去ることだけに留まらず、「ダイワ」の冠を持つ馬たちの最後の1... 夏目 伊知郎
「名勝負」を語る 心優しきガルボがくれたプレゼント - 2012年・東京新聞杯 2023年2月3日 バレンタインデーにチョコレートを贈る習慣は日本ぐらいのものらしい。毎年2月にお菓子の売上が落ちることを憂い菓子店が企画したのがはじまりだという。ようは鰻の旬ではない夏に鰻を売ろうと企画した平賀源内的発想と同じだ。ついそんな冷めた面持ちになるのはバレンタインデーに縁遠き人生を送ってきたからゆえのこと。ひがみとひねくれ根性... 勝木 淳
「名勝負」を語る オールブラッシュ - 2017年の川崎記念で炸裂した“ルメールマジック” 2023年2月1日 長らく、国内で新年最初に行われるGI級競走として親しまれてきた川崎記念。 近年では人気薄の台頭も見られるレースだが、ひと昔前までは“日本一堅い重賞”と称されるほど上位人気が強いレースであった。現に2007年からの10年間は1番人気が9勝、2着1回という成績である。 そして2017年の川崎記念といえば、競馬新聞とにらめっ... 中川兼人
「名馬」を語る 「ふたり」の時間は終わらない。ネオユニヴァースとM.デムーロ騎手の物語。 2023年1月30日 思わず声を出して笑ってしまった。 たぶん、彼がジョープロテクターに乗って淀短距離Sを勝ったときのことだったと思う。テレビ中継のカメラがいつものようにウィナーズサークルの様子を捉えると、そこには満面の笑みを浮かべながら、ターフィーくんに抱きついて喜ぶジョッキーの姿があった。まるで子どもが遊園地のキャラクターとじゃれ合って... ハシスポ
「名馬」を語る ステレオタイプにハマらない勇気。モズアスコットと矢作厩舎の"二刀流"挑戦を振り返る。 2023年1月29日 何かを成し遂げるためには、時にステレオタイプにハマらない柔軟で勇気ある選択が必要になる。 MLBロサンゼルス・エンゼルスに所属する大谷翔平選手が世間に広く知られるようになってからというもの、「二刀流」という言葉がさまざまな業界において頻繁に使われるようになった。大谷選手が活躍するようになるまで、あまり使われてこなかった... ひでまさねちか
競馬場を楽しむ 私流・競馬の楽しみ方〜ビールと競馬場〜 2023年1月28日 はじめまして、ろくと言います。競馬を高校生くらいから見始め、いつか全国制覇をしてやると野望を抱き、どうにか15年くらいかけてJRAもNARも全場制覇した、根っからの競馬ファンです。 「一日にダートG1を二連発(今は四連発になりましたが……)」というお祭り感があるJBCが大好きで、1回目からすべて現地観戦しています。今は... ろく