「名勝負」を語る 「最強世代」、1年遅れのG1制覇。ダンツフレームが制した2002年の宝塚記念 2023年6月25日 スポーツ界の様々な「〇〇世代」たち 同じ時代に生まれた人たちを「〇〇世代」と名付ける分け方がある。 「Z世代」「ミレニアル世代」「団塊Jr世代」など、年齢が近い世代をひとつのグループとして扱う手法は、マーケティング分野において普通に使われている。 アスリートの「〇〇世代」区分でまず浮かんでくるのが、プロ野球の「松坂... 夏目 伊知郎
インタビュー [インタビュー]馬とつながる、食でつながる「BafunYasai TCC CAFE」。TCC Japan 山本代表が語る、表参道からの引退競走馬支援 2023年6月22日 2023年4月26日にグランドオープンを迎えた「BafunYasai TCC CAFE」。「馬とつながる、食でつながる」をコンセプトに据えた「BAFUN」×「食」をつなぎ合わせたカフェの運営を始めて、およそ2か月が経過した。今回は、そんな「BafunYasai TCC CAFE」を運営する TCC Japan 代表取締... 緒方きしん
それぞれの競馬愛 伝説はまだ終わらない~語り継ごう、トウカイテイオーの勇姿~ 2023年6月21日 トウカイテイオー。見るものを魅了する端正なルックスと父シンボリルドルフを彷彿とさせる強さで、現役生活を終えて30年、この世を去ってから10年経った今もなお人気の競走馬である。G1は颯爽と駆け抜けた1991年の皐月賞&日本ダービーのクラシック二冠、古馬になってからは92年ジャパンカップ、そして結果的にラストランと... zakkey(ザッキー)
それぞれの競馬愛 新書『トウカイテイオー伝説 日本競馬の常識を覆した不屈の帝王』を読んで。 2023年6月20日 1993年に起こった出来事を、ネットで調べてみました。 30年後の現代にもつながる最も大きなこの年の出来事として、海外では、EUの発足。国内では、皇太子殿下(今上天皇)のご成婚があげられるでしょうか。 私事ですが、筆者は、ちょうど社会人になった年でした。 おそらく、この書を手に取る多くの方々は、1993年の有馬... トウカイテイオー後継種牡馬プロジェクト
「名勝負」を語る 「黄金旅程 第二章」、ここに始まる~2006年マーメイドステークス・ソリッドプラチナム~ 2023年6月18日 アフリカンゴールド、エクスパートラン、ザスリーサーティ、スヴァルナ、マイネルヴァッサー、マイネルファンロン、そしてマイネルレオーネ。 自らの走りで、そしてその血の輝きで、私を競馬の魅力に引きずり込んでのめりこませてくれたステイゴールド。中央に籍を置くその直仔は、とうとう7頭になってしまった(2023年6月現在。地方を含... 枝林 応一
「名勝負」を語る 北の大地であっと驚く大外強襲劇 - 2006年函館スプリントS・ビーナスライン 2023年6月18日 ここ最近、人気薄の大外一気がなかなか見られなくなった。実力差の大きい下級条件ならまだしも、重賞になると滅多にお目にかかれない。馬場を維持する技術も飛躍的な進歩を遂げ、基本的には中団より前にいる馬たちによる優勝争いが多くなった印象を受ける。馬の実力がよりストレートに結果に反映されるようになったと歓迎する向きもあるだろうが... 林田麟(りんだりん)
「名馬」を語る 「黄金のダート戦国時代」の幕開けを感じさせた、ゴールドドリームの走りを振り返る 2023年6月18日 1.ダート競馬の「2頭の王者」 私にとって、ダート競馬とは「2頭の王者」と同義であった。馬券が買える年齢になり、地方交流重賞を含めたダート競馬を本格的に見始めるようになった2010年代半ば、ダートのGⅠ級競走を席巻していたのは、2頭の王者、すなわちホッコータルマエとコパノリッキーであった。 2014年~2015年で見る... 縁記台
「名勝負」を語る 白雪の女王ユキチャン 伝説の関東オークス8馬身差圧勝 2023年6月18日 1979年に日本で初めての「白毛」ハクタイユーが登場してから40年以上が経過。まだまだ珍しい存在であることには違いないのだが、ブチコやソダシ、ハヤヤッコなどの活躍で、以前ほど好奇の目で見られることが少なくなったように思う。昔は「白毛は弱い」「白毛は走らない」などと云われた時代もあったそうだが、勿論そんな声は一切聞かれな... 中川兼人
競馬を学ぶ [牝系図鑑]ダイナアクトレスからスクリーンヒーローへ。快速名優ぞろいなマジックゴディス牝系。 2023年6月13日 サイアーラインや近親交配を中心に語られることが多い血統論だが、牝系を通じて繋がるDNAはサラブレッドの遺伝を語る上で非常に重要な要素だ。この連載では日本で繁栄している牝系を活躍馬とともに紹介しその魅力を伝えていく。今回取り上げるのはスクリーンヒーローを輩出したマジックゴディスの牝系だ。 形質は多岐に渡り様々なカテゴリー... 貴シンジ
「名馬」を語る 天賦の才能を持つも、志半ばでターフを去った最強のマイル王 エアジハード 2023年6月4日 怪物グラスワンダーや世界の怪鳥エルコンドルパサーなどの外国産馬が、日本で歴史的名馬として名を馳せた1995年生まれ世代。その世代において王者になれるほどの逸材ながら、常に脚元の戦いに悩まされ、早期引退となった内国産馬をご存じだろうか。 彼の名はエアジハードといった。 サンデー旋風が巻き起こる中、日本で活躍を見せた名馬・... 真実 良