競馬を学ぶ [牝系図鑑]圧倒的な成長力を武器に抜群の切れ味。ジュエラーを輩出したバルドウィナ牝系。 2023年4月25日 サイアーラインや近親交配を中心に語られることが多い血統論だが、牝系を通じて繋がるDNAはサラブレッドの遺伝を語る上で非常に重要な要素だ。この連載では日本で繁栄している牝系を活躍馬とともに紹介しその魅力を伝えていく。今回取り上げるのはジュエラーやワンカラットなどを輩出したバルドウィナの牝系だ。 成長力は抜群!どこまでも伸... 貴シンジ
コラム・エッセイ [フローラS]オークスのトライアルとして大注目の素質馬が大事集結! - 重賞プレビュー 2023年4月23日 桜花賞リバティアイランドの動向次第では一気に注目度UPのオークストライアル 今週から関東の主場は中山から東京に切り替わります。オークスやダービーといった春競馬の大一番が行われる東京競馬場の開催。好天の下で行われるG1レースは、これぞ競馬の醍醐味とも言える楽しさです。 そんな東京競馬場の開幕週の日曜メインは、オークストラ... 屋台の二代目
「名馬」を語る ベッラレイア - 豪脚で樫に名乗りを挙げた、ナリタトップロード産駒の才女。 2023年4月22日 豪脚一気は、競馬の醍醐味の一つだ。時にその強さに驚愕させられ、時にレースを狂わせる。「差せ!」という想いが通じたレースは、記憶に深く刻まれる。 今回語るのは、豪脚でクラシック戦線に名乗りを挙げた才女である。 その馬の名はベッラレイアという。父はナリタトップロード。1999年、テイエムオペラオー、アドマイヤベガと共に“三... シラユキ
「名勝負」を語る [東京スプリント]リュウノユキナ - キッカケはとあるベテラン騎手との出会い。デビュー36戦目でようやく噛み締めた重賞の味。 2023年4月19日 デビュー2戦目で重賞を勝利する馬もいれば、20戦、30戦とキャリアを積み、やっとの思いでタイトルを掴む馬もいる。今回ご紹介するリュウノユキナは、キャリア36戦目にしてようやくタイトルを手にした遅咲きの代表格。彼を言葉で表すなら「雪に耐えて梅花麗し」。デビュー当時から見ていた筆者としては、苦労の末にタイトルを掴んだ姿に感... 中川兼人
競馬を学ぶ [牝系図鑑]16年ダービー馬マカヒキの牝祖。パワーと高い操縦性を誇るリアルナンバー牝系。 2023年4月18日 サイアーラインや近親交配を中心に語られることが多い血統論だが、牝系を通じて繋がるDNAはサラブレッドの遺伝を語る上で非常に重要な要素だ。この連載では日本で繁栄している牝系を活躍馬とともに紹介しその魅力を伝えていく。今回取り上げるのはマカヒキやウリウリなどを輩出したリアルナンバーの牝系だ。 成長力があり、一瞬でピッチを上... 貴シンジ
「名勝負」を語る 1995年世代の二冠馬セイウンスカイ。改めて振り返る皐月賞、残り600m12.6の意味。 2023年4月16日 競馬ファンにはそれぞれ記憶に残るクラシック、世代がある。それは得てして、競馬をはじめたばかりの頃の世代であることが多い。最近、競馬をはじめたばかりの方にとっては2020年コントレイル、デアリングタクトという2頭の三冠馬が無敗で駆け抜けたシーズンだろうか。リアルタイムで自身が体験したクラシック世代の記憶は競馬を続ける限り... 勝木 淳
「名馬」を語る 檜になった黄金の"あすなろ"。オルフェーヴル初年度産駒の皐月賞馬、エポカドーロ。 2023年4月16日 「あすは檜になろう、あすは檜になろうと一生懸命考えている木よ。でも、永久に檜にはなれないんだって!それであすなろうと言うのよ」 ──井上 靖. あすなろ物語(新潮文庫) (p.38). 新潮社から引用 2018年2月。雨の小倉競馬場。2歳500万下(現在の1勝クラス)特別戦、あすなろ賞。 偶然か必然か、レース名に冠せら... 枝林 応一
インタビュー [インタビュー]引退馬支援に5000万円を寄付!AIによる競馬予想を提供するAlphaImpact代表の考える、引退馬支援の意義。 2023年4月14日 2022年12月12日、引退競走馬のセカンドキャリアを支援する活動認定NPO法人サラブリトレーニング・ジャパン (以下、サラブリトレーニング)に、5000万円もの寄付をした会社がある。AI技術による競馬予想を提供している、株式会社AlphaImpactだ。『回収型人工知能』『的中型人工知能』など、大手競馬サイトでの予想... 緒方きしん
「名勝負」を語る 振り返れば…ではなく、その瞬間、信じて託す。グランアレグリアと私の桜花賞。 2023年4月9日 グランアレグリアが名馬の一頭であることに、異論の余地はないだろう。ただ、私にとって彼女は、単なる名馬ではなく特別な1頭である。その理由は、2019年の桜花賞まで遡る。 今になって振り返れば、桜花賞の勝利は必然も必然かもしれない。ただ、この"振り返れば"というやつは曲者だ。後からなら「当然勝つよね」と言えてしまうからだ。... 緑川あさね
「名勝負」を語る 惜敗続きに終止符。涙なしでは語れない、レーヌミノルが制した2017年の桜花賞を振り返る。 2023年4月8日 2017年の桜花賞は、ある1頭の馬が単勝オッズ1.4倍という圧倒的な支持を集めていた。多くのファンが、その馬の勝利を信じてやまなかったことによるオッズだろう。 その馬の名はソウルスターリング。前年の阪神ジュベナイルフィリーズを制した2歳女王で、前哨戦のチューリップ賞も1番人気に応えて快勝。 無傷の4連勝で桜花賞に駒を進... ばん