「名馬」を語る PR 1995年、追憶の宝塚記念。ダンツシアトルとライスシャワー、2頭の名馬を振り返る 2023年7月19日 私の人生には、いつも競馬がすぐそばにあった。 古いアルバムをめくると、まだ1歳に満たない私が訳もわからず京都競馬場の芝生に座っている写真が見つかる。日付を調べると、どうやらその日は断然人気のマックスビューティが敗れた日らしい。 一番古い記憶は、西日を浴びて抜け出したヤエノムテキの姿。四白流星の彼に私の目は釘付けとなった... norauma
「名馬」を語る 歯車が狂い始めてからも、惨敗を目の当たりにしても…。稀代の個性派、ゴールドシップを想い続けるということ。 2023年7月14日 淀駅の大阪方面ゆきホームからは、ほんの少しだけ京都競馬場の芝コースを望むことができる。たった今まで激闘が繰り広げられていたターフからは、まだ熱気がゆらゆらと立ち込めているように映った。 2013年4月28日、15時50分。天皇賞の決着を見届けた瞬間、私はその場から逃げ出すように席を立つと、数分後にはもう帰りの電車に飛び... ハシスポ
「名馬」を語る トウカイテイオーが演じた「連続ドラマ」。トウカイテイオーの奇跡を振り返る 2023年7月9日 TVドラマ「水戸黄門」から学んだこと YouTubeもTitterも動画配信も無い時代。昭和という時代に成長期を過ごした私にとって、唯一の娯楽はテレビだった。子供のころは、「〇曜日はこの番組」という超高視聴率番組がいくつも存在し、それを家族揃って見るのが昭和のお茶の間風景。我が家も月曜の夜8時は、祖母の意向で「水戸黄門... 夏目 伊知郎
「名馬」を語る 1998年の横浜ベイスターズとマジンプロスパーが叶えた連覇 2023年7月2日 1998年10月26日横浜スタジアム。横浜ベイスターズ-西武ライオンズ 日本シリーズ第6戦 横浜ベイスターズが3勝2敗で日本一へ王手をかけていた。スタジアムに詰めかけた3万人のほとんどが横浜ベイスターズファンというある種、異様な空気だった。そんななか、0-0の緊迫したゲームは8回に動いた。8回表のピンチをこの年、ジャイ... 勝木 淳
「名馬」を語る 「黄金のダート戦国時代」の幕開けを感じさせた、ゴールドドリームの走りを振り返る 2023年6月18日 1.ダート競馬の「2頭の王者」 私にとって、ダート競馬とは「2頭の王者」と同義であった。馬券が買える年齢になり、地方交流重賞を含めたダート競馬を本格的に見始めるようになった2010年代半ば、ダートのGⅠ級競走を席巻していたのは、2頭の王者、すなわちホッコータルマエとコパノリッキーであった。 2014年~2015年で見る... 縁記台
「名馬」を語る 天賦の才能を持つも、志半ばでターフを去った最強のマイル王 エアジハード 2023年6月4日 怪物グラスワンダーや世界の怪鳥エルコンドルパサーなどの外国産馬が、日本で歴史的名馬として名を馳せた1995年生まれ世代。その世代において王者になれるほどの逸材ながら、常に脚元の戦いに悩まされ、早期引退となった内国産馬をご存じだろうか。 彼の名はエアジハードといった。 サンデー旋風が巻き起こる中、日本で活躍を見せた名馬・... 真実 良
「名馬」を語る ”そよ風”は今も胸の中に。 - 魂の馬、ヤマニンゼファー 2023年6月4日 「ゼファー魂」水色地に記された力強い5文字は大きな存在感を放ち、彼の血を引く者に力強くエールを送った。ファンの熱量がダイレクトに伝わる横断幕が私は大好きだった。 ヤマニンゼファー。 サンデーサイレンス以前、競馬が今よりもう少しだけ泥臭かった90年代初頭にニホンピロウイナーの仔として産まれ、ダイイチルビー、ダイタクヘリオ... norauma
「名馬」を語る 北海道SCで凱旋勝利。門別が送り出した怪物、ニシケンモノノフ。 2023年6月1日 毎年4月にホッカイドウ競馬が開幕すると「春が来たな」と感じ、10月に閉幕すると「冬が近いな」と感じるファンは、私だけでは無いはずだ。 ニシケンモノノフもそんな一頭だった。同馬は原孝明厩舎に入厩し、2013年7月4日に門別競馬のJRA認定フレッシュチャレンジでデビュー。初戦はハナを切ってレースを運ぶが、ジュリエットレター... 中川兼人
「名馬」を語る 地方競馬場を股に掛けて活躍。吉原寛人騎手とソルテの快進撃を振り返る。 2023年5月31日 近年、日本各地にある地方競馬場で行われる重賞レースで、見ない時は無いほどに感じる名手、吉原寛人騎手。重賞ハンターとして活躍する吉原寛人騎手の名を全国に知らしめた1頭がソルテである。デビュー戦は最低人気だったのに、さきたま杯でついにダートグレードレースを制覇するまでに成長したソルテについて、今回はご紹介していきたい。 ポ... プーオウ
「名馬」を語る [追悼]幸せを運ぶ、ナイスネイチャを偲ぶ 2023年5月30日 2023年5月30日12時40分、ナイスネイチャが35歳の生涯を閉じた。 青空のもとで静かに息を引きとり、そよ風に運ばれるように魂は天国へと導かれていった。 競走馬の余生について真剣に考えるようになって久しい。競馬場を去った競走馬はどこへ行くのか。我々競馬ファンがそのことについて想像力を巡らせるのは正しい。しかし、競馬... 勝木 淳