「名勝負」を語る サラブレッド界の"サラブレッド"、エピファネイアが才能を爆発。競馬界を変えた2014年ジャパンカップを振り返る 2023年11月26日 サラブレッド(Thoroughbred)とは 競走馬の品種として主流の「サラブレッド(Thoroughbred)」という名称は「完璧な品種」「純血」と言う意味を持つ。8代連続でサラブレッドを交配された馬が「サラブレッド」と大まかな定義とされており、競走馬という存在はその血統の確かさが大前提となる。 人間の世界においても... ムラマシ
「名馬」を語る エルコンドルパサーが見据えた「その先」 - 1998年ジャパンカップ 2023年11月26日 現役最強布陣のジャパンカップ ジャパンカップの立ち位置が少しずつ変化しているように思う。 ジャパンカップが国際招待レースとしてスタートした頃は、海外招待馬の「場所貸し」的なレースが続いた。日本馬は1984年にカツラギエース、翌年にはシンボリルドルフと連勝する。しかしその後6年間は、再び外国馬の独壇場となり勝利を攫って... 夏目 伊知郎
「名勝負」を語る 1年越しで夢見た"絶景" - 2011年・ジャパンカップ 2023年11月24日 晩秋の府中、東京競馬場で行われる国際招待競走ジャパンカップ。レース発走時刻を迎える頃になると、西日が競馬場を照らし、トップホースたちの共演、そして勝者の栄光をより一層輝かしく黄金色に演出する。まさにそのシーンは競馬ファンにとってはもちろん、勝利した陣営・馬自身にとっても「絶景」と言っても過言ではないだろう。 本題の20... ムラマシ
インタビュー [インタビュー]金銭よりも夢を目指して。兵庫・クリノメガミエース&石橋調教師のジャパンC挑戦 2023年11月24日 イクイノックスvsリバティアイランドで盛り上がる2023年ジャパンC。その登録馬を見て、競馬ファンから驚きの声があがった。兵庫競馬所属のチェスナットコート・クリノメガミエースが出走を表明したのだ。普段とは異なる条件・場所、輸送、そして世界トップクラスのメンバーとの激突…。そうした高いハードルを乗り越えて至った今回の挑戦... 緒方きしん
「名馬」を語る 天才と太陽神を結んだ 100分の1の縁 - 歴代屈指の"淀マイスター"トーセンラー 2023年11月18日 日本近代競馬の結晶といわれるディープインパクト。その凄さは現役時代に留まらず、引退して種牡馬となってからも数々の記録を更新してきた。 騎手に例えると、相棒だった武豊騎手と同じレジェンドと言えるだろう。 そんな"レジェンド"種牡馬ディープインパクトが生涯で残した産駒は、1800頭余り。 父子2代で無敗の三冠馬となったコン... 真実 良
「名馬」を語る 「なぜ、オレだけが」。遅咲きの初年度産駒。2014年マイルCS覇者、ダノンシャーク 2023年11月17日 ディープインパクト。 自身が競走馬としてデビューした2004年から産駒最終世代オーギュストロダンの活躍まで、その名を競馬メディアで目にしない機会はない。正真正銘のスーパーホース、英雄は死してなお、その名を歴史に刻み続ける。 そこで問題をひとつ。 ディープインパクト産駒は2023年11月12日現在、JRAのGⅠを72勝し... 勝木 淳
「名馬」を語る クラシックではキタサンブラック、ドゥラメンテらと対峙。香港で初の栄冠を手にした不屈の名馬、サトノクラウン 2023年11月16日 2015年クラシック世代。 今になって振り返れば、ドゥラメンテとキタサンブラックという2頭のスターホースが立ち並ぶ世代ということになるだろう。事実、この2頭が三冠を分け合い、その後ドゥラメンテがターフを去った後も、キタサンブラックが古馬戦線の主役として──そして日本屈指のスターホースとして、競馬界を牽引していった。 と... 小早川 涼風
インタビュー [インタビュー]普段の暮らしから競馬グッズを。競馬グッズの販売サイト『HORSEGOODSnet』代表・米本さんの想いとは 2023年11月15日 2023年に発足した競馬グッズの販売サイト『HORSEGOODSnet』。マカヒキやサリオス、レイパパレなどの引退記念グッズを販売し、競馬ファンからの人気を集めている。エフフォーリアの引退記念グッズで話題になったことでその存在を知ったファンも多いだろう。今回はそんな『HORSEGOODSnet』の代表を務める米本 洋平... 緒方きしん
インタビュー [インタビュー]「人の予想に丸乗りしたことを恥じて、自ら発信を…」。人気競馬YouTuberさなびっちさんに聞く、競馬との出会い 2023年11月14日 佐賀競馬の公式動画や、日刊スポーツの連載『爆益さなびーむ☆』などでお馴染みの、競馬YouTuber南沙奈さん(愛称さなびっちさん)。YouTubeで公開している予想動画は多くのファンの心を掴んで離さない。今回は、そんなさなびっちさんと競馬の出会いについて伺ってきた。どのようなきっかけから、人気競馬YouTuberへと駆... 緒方きしん
「名勝負」を語る 勝負の"ツキ"が明暗を分けた一戦。フサイチパンドラとカワカミプリンセスの激突した2006年エリザベス女王杯 2023年11月12日 ──ツイてる日とツイてない日。 生きていれば毎日を、この二通りのどちらかに当てはめることができる。 私は特に縁起担ぎや占いを信じるタイプではないと思っている。しかし日によっては、自分が決断したものが裏目に出たりすると"ツキの無さ"を嘆くことが多々ある。そして"今日は運気下降の日"と決めつけてしまう。 人間と同じく、馬た... 夏目 伊知郎