レースは勝負である以上、勝つ者も居れば負ける者も必ず居る厳しい世界だ。目の前にとてつもなく高い壁となって立ちはだかるような相手がいると、尚更厳しい世界となる。 だが、それでも諦めずに強豪たちに挑み続け、一時代の華を築き上げたもう一頭の「漆黒の王者」が居た。 その名は、サトノクラウン。第52回報知杯弥生賞覇者であり、20...
- 「名馬」を語るとにかく"逆をいく"馬。若駒時代の達観したゴールドシップの魅力を振り返る。2023年5月26日
- 「名馬」を語る今度こそ、何度でも。カレンブーケドール、どうか大輪の花を。2022年1月15日
- 競馬を学ぶ競走馬に会いに行く際、絶対に守ってほしい『牧場見学の9箇条』とは?2021年4月4日
- 「名馬」を語る馬産地・青森より、愛をこめて。 - 青森県出身の2歳女王・タムロチェリー2023年1月3日
- 「名馬」を語る君と感じた爽やかな風を想う〜私の青春、エアスピネル〜2022年12月31日
- 「名勝負」を語る8万人以上の観衆が目撃した大脱出マジック〜2009年・安田記念〜2020年6月6日
- 「名勝負」を語るその葛藤に、用がある。 ~2001年 宝塚記念に寄せて2018年6月22日
- 「名勝負」を語るきみがいない未来と、パンサラッサのこと - 2022年・天皇賞(秋)2022年11月2日
コラム・エッセイ
サンデーサイレンス旋風の中心となるべき1頭。 日本の競馬を根底から変えた、大種牡馬サンデーサイレンス。まもなく、死後20年の歳月が流れようとしているが、その血が現代競馬に及ぼす影響は、今なおあまりに大きい。 2021年3月現在、サイアーランキングの上位20頭中、実に15頭の種牡馬の血統表にはその名が刻まれ、それ以外の5...
女性活躍社会ならぬ、牝馬活躍社会。競馬の世界では牡馬に交じって戦う強い牝馬がたくさんいる。 近年ではアーモンドアイやリスグラシュー。少しさかのぼるとジャンティルドンナやブエナビスタ、ダイワスカーレットにウオッカ。2018年から、年度代表馬は3年連続で牝馬が選出された。そんなことが当たり前に感じられる今、あらためて思いを...
クラシック路線が始まると、我々は無意識のうちに世代を代表する馬達を追い求めている。 テンポイト・トウショウボーイ・グリーングラスのTTG世代、ナリタタイシン・ウイニングチケット・ビワハヤヒデのNWB世代などの3強世代もあれば、ディープインパクトやコントレイルのように1頭が話題を独占するクラシックもある。 今年はどんな馬...
競走馬にとって一生に一度しか走れない夢の舞台、3歳クラシック。多くの馬にとっての大目標であり、毎年熱いレースが繰り広げられている。 クラシック三冠レースをより楽しむためには前哨戦、いわゆるトライアルレースをじっくりと観察するのも面白い。そうすることで競馬のもつドラマチックな要素や戦略性を「点」ではなく「線」でとらえるこ...
春が見えて来る3月初週、牝馬限定重賞として最長距離の交流重賞・エンプレス杯が開催されます。川崎競馬場の2100mで施行されるエンプレス杯は、1995年から2001年までは6月〜7月、2003年からは2月末〜3月に開催されてきました。 今回は、その長い歴史において見事に本レースを連覇した馬のなかから、4頭ピックアップして...
今回は、一口馬主クラブのひとつ「ワラウカド」をご紹介しましょう。私が初めて入会した一口馬主クラブが「ワラウカド」です。その入会後からこれまでの体験をまとめましたので、ご参考にしていただければ幸いです。 クラブ概要 「ワラウカド」は、2017年に創設されたパカパカファームが母体の一口馬主クラブです。基本口数は500口です...
彼がデビューした2015年の1月、中央競馬はまさに「社台グループ王朝の時代」だった。ノーザンファームを筆頭とした社台グループの馬が重賞レースでも平場でも圧倒的な勝利数を重ね、特に芝中距離の王道路線では絶対的な支配力を誇っていた。「血統が絶対的に重要なスポーツ」と言われている競馬という競技において、綺羅星の如く良血繁殖牝...
名手、蛯名騎手が2021年2月28日をもって引退。調教師として、新たな道を歩み始めることになりました。 今回は、蛯名騎手の引退によせて、蛯名騎手の写真をたっぷりご紹介していきたいと思います! パドック まずはデンコウアンジュと蛯名騎手。 蛯名騎手×デンコウアンジュといえば、2017年のヴィクトリアマイル。11番人気なが...
皆さんは「一頭の競走馬」に注目することがあるだろうか?そしてそのきっかけは、どんな瞬間だっただろうか? パドックやレースでの出会いであったり、現役時代追いかけていた馬の産駒や兄妹だったり……人によって、理由は様々だろう。 私がこの馬──スマートオーディンに注目したきっかけは「名前」だった。 スマートオーディンは、201...
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語り継がれし「名馬」たち
レース回顧
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[重賞回顧]天まで届け勝利の凱歌。史上まれに見る混戦を制したのはジャスティンミラノ!~2024年・皐月賞~
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