2013年の2歳女王決定戦、阪神ジュヴェナイルフィリーズは重賞勝ち馬5頭が揃う史上空前のハイレベルなものとなった。 レースの中心は、3頭。……いや、レース前は2頭だったかもしれない。 一等星の血を引く母と英雄の仔にして、その閃光のごとき末脚で新潟の直線を独り占めにしたハープスター。その果敢なる先行力で小倉を席巻し、京都...
- 「名勝負」を語るその葛藤に、用がある。 ~2001年 宝塚記念に寄せて2018年6月22日
- 「名馬」を語る君と感じた爽やかな風を想う〜私の青春、エアスピネル〜2022年12月31日
- 「名勝負」を語る8万人以上の観衆が目撃した大脱出マジック〜2009年・安田記念〜2020年6月6日
- 「名馬」を語るとにかく"逆をいく"馬。若駒時代の達観したゴールドシップの魅力を振り返る。2023年5月26日
- 競馬を学ぶ競走馬に会いに行く際、絶対に守ってほしい『牧場見学の9箇条』とは?2021年4月4日
- 「名馬」を語る今度こそ、何度でも。カレンブーケドール、どうか大輪の花を。2022年1月15日
- 「名馬」を語る馬産地・青森より、愛をこめて。 - 青森県出身の2歳女王・タムロチェリー2023年1月3日
- 「名勝負」を語るきみがいない未来と、パンサラッサのこと - 2022年・天皇賞(秋)2022年11月2日
コラム・エッセイ
「現役の頃からファンだった」「産駒の馬券を買ったら万馬券が的中した」などなど……好きな種牡馬や"推し"種牡馬をもつ競馬ファンは、決して少なくないだろう。 では、いわゆるその道のプロ──血統のスペシャリストにとっての好きな種牡馬は、果たしてどの馬なのだろうか。今回は、日本を代表する血統評論家の栗山求氏にインタビューを敢行...
ダートでもジャパンカップと並ぶ国際招待レースを作ろうと2000年に創設された「ジャパンカップダート」。創設当初はジャパンカップと同週(場合によっては同日)に東京競馬場で行われていたのだが、2007年に日程が1週繰り下げられ阪神競馬場で行われるようになった。そして2014年には、開催場所が中京競馬場へ。アメリカのダートは...
年の終わりを感じさせる冬。 我々競馬民にとっては有馬記念が見えてくると年の終わりを感じ始め、東京大賞典が始まる頃にはいよいよ差し迫った年の瀬を迎えた気持ちになりつつ、その年のラストは東京2歳優駿牝馬で迎える……という人も多いのではないだろうか。 そんな12月、中央競馬の開幕G1はチャンピオンズCというダート王座決定戦で...
読書が苦手だ。こうして競馬コラムを執筆しているだけでなく、自身のブログを日々更新していたり、あるいは本業でもコピーライティングの世界に身を置く立場でありながら、どうにも他人の文章を読むのが好きになれない。なかでも小説の類は「しょせんは作り話」と冷めた感情が邪魔をしてしまって、素直に楽しめないのだから困ったものだ。我なが...
岩手県の中心地、盛岡。 競馬ファンにとっては、盛岡競馬場がある場所として有名なスポットであるが、それだけではなく「チャグチャグ馬コ」という、馬に色とりどりの鈴や衣装を身に着け街中を行進する伝統行事も執り行われている、いわば「馬どころ」でもある。 そんな盛岡市から車を20分から30分走らせ、隣の滝沢市に向かうと、ひとつの...
大学時代の私は、日本史の勉強をしながら乗馬クラブでアルバイトをして、週末には競馬場への遠征を重ねるという日々を送っていた。授業がない日は基本的に乗馬クラブか競馬場にいるという馬漬けの毎日を過ごしていたから、大学の“華”のひとつであるサークル活動には積極的に参加していなかったのである。ただし、サークルに所属していなかった...
小雨が落ち、薄暗い11月のターフを緊張させている。落ち着き払った漆黒の馬体は、何者も寄せつけず、一人旅を展開していた。私は苦い顔をしながら、職場である介護施設のテレビからその様子を見つめる。 2016年、ジャパンカップ。 鞍上は、レースを完全に支配していた。 「武豊?」 競馬とは無縁であるマダムたちも、続々とテレビの前...
「一番好きな競走馬は?」と問われると、私はとても答えに迷う。私の人生を彩ってくれた競走馬は、一頭だけではない。大切な存在である競走馬たちに順番をつけることに、なんとなく違和感を覚えてしまう。けれど、もし「一番感謝をしている競走馬は?」と問われたら、私は迷わず彼の名を口にする。 シュヴァルグラン。彼は偉大なる名馬にして、...
「名は体を表す」という格言があるが、アーモンドアイはまさにその言葉を地で行くような馬だったと思う。 そもそもアーモンドアイという馬名の意味は目の形のこと。アーモンドのように切れ長でシャープな目頭・目尻の瞳を指し、いわゆる美人に多い瞳の形とされている。要するにアーモンドアイはその名が付けられるくらいに幼いころから美人な馬...
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語り継がれし「名馬」たち
レース回顧
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[重賞回顧]世界を完封! 主役はやはり日本総大将~2024年・ジャパンカップ~
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[重賞回顧]最速の母”ラッシュ”から魂の”ラッシュ”へ、鞍上が繋ぐ悲願成就!~2024年・マイルCS~
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[重賞回顧]”バド”の雪辱を、”スタニング”が晴らす見事な勝利~2024年・エリザベス女王杯~
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[重賞回顧]夕暮れに映えた白き古豪、ハヤヤッコ~2024年・アルゼンチン共和国杯~
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[地方レース回顧]意地の連覇、意欲の挑戦~2024年・マイルチャンピオンシップ南部杯~
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[重賞回顧]いざ、逆襲のとき。武豊騎手とドウデュースが感動の後方一気!~2024年・天皇賞秋~
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[重賞回顧]夏を越して走りが洗練されたアーバンシックが菊の大輪を戴冠!~2024年・菊花賞~